ANAから一生特別待遇を受けられるSFCカード(スーパーフライヤーズカード)とは





ANAから特別待遇を受けるにはビジネスクラス以上に乗るかANA上級会員にならなければなりません(上級会員になればエコノミーでも特別待遇です)上級会員になるには年に数十回も国内を飛び回らなければならず、普通の人では到底到達出来ないものです。尚且つ上級会員になったとしても翌年も同じように飛行機に乗り続けなければ2年後の3月には無情にも資格を剥奪されます。

常に上級会員でいつづけるには毎年国内を飛び回る必要があり、上級会員はなることより維持することの方が難しいと言われています

しかし維持が難しいとされる上級会員にも抜け道があります。それがSFC(スーパーフライヤーズカード)会員です。SFCカードというクレジットカードを発行し年会費さえ払い続ければ生涯ANAの上級会員の資格を持ち続けられ、航空会社によるVIP待遇がけられます。

上級会員であるSFCにはどうしたらなれる?

そんな夢のようなカードを簡単に作れるはずがありません。SFCカードは普通のクレジットカードと違い、以下の2つの条件を満たした人だけが作れるカードです

  • ①1月1日~12月31日までの間でANA便あるいはスターアライアンス便に乗り5万プレミアムポイント以上獲得する。(5万ポイントのうち25,000ポイント以上ANA便で獲得すること)※プレミアムポイントについては一番下の関連記事をご覧ください
  • ②5万ポイント以上獲得後の2年後の3月末までSFCカードに申し込む。
    ex)2019年に5万ポイント獲得したら、2021年3月末までに申し込みます

①の条件はもうひたすら飛び回るしかありません(これをSFC修行と呼びます)。旅行を兼ねていようが目的が無かろうが飛行機に乗ります。出発地から出来るだけ遠い場所を選び(ポイントが多く貯まる)ひたすら往復する人もいます。プレミアムポイントの貯め方は人それぞれですが、何もせずいきなり5万ポイント貯まるような裏技はありません。
人生の中で1度で良いので1年間で多くの搭乗を繰り返し5万ポイント貯めてはじめてSFCカードを申し込めます。

①の修行を終え上級会員になったらその会員期間中にSFCを申し込みます。ただしSFCカードはクレジットカードなので審査があります。ここで落ちたら①の努力も水の泡となります。
そこで万が一の審査落ちを防ぐため、SFC修行に入る前にSFCの元となるカードを事前に発行します。これを発行しておけば①を満たした後、申し込みをすれば審査無しでSFC会員になれます。事前に発行すべきカードの年会費と併せて紹介します

SFCカードの年会費

SFCの年会費は所有するクレジットカードによって異なり、主なカードは
①ANA一般カード(JCB・VISA・Masterいずれも可)

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・年会費:本会員9,275円(税別・以下全て)・家族会員4,575円(VISA・Master)(マイペイすリボ・WEB明細適用時)
本会員10,250円・家族会員5,100円(JCB)
・カード利用で貯めたポイントをマイルへ移行する手数料
10マイルコース 5,000円(JCB)・6,000円(VISA・Master)・還元率1%
5マイルコース   無料・還元率0.5%
・更新時2000マイル付与

②ANAワイドゴールドカード(JCB・VISA・Masterいずれも可)

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・年会費:本会員10,500円・家族会員6,000円(VISA・Master)(マイペイすリボ・WEB明細適用時)
本会員15,000円・家族会員7,500円(JCB)
・マイルへの移行は手数料無料
・還元率:VISA・Master1.45% JCB1%
・更新時4000マイル付与

どちらのカードを作るにしてもJCBは高いのでVISAかMasterになります。
年会費は一般カードの方が安いですが家族会員を含めても差額はわずか2,650円。一般カードは還元率を上げるために10マイルコースに登録するとマイル移行手数料が発生するので、逆にゴールドカードの方が安くなります。さらにゴールドカードは更新時に一般カードより2000マイル多く付与されるのでゴールドカード以外選択肢はありません。

またVISAとMasterカードを比べるとVISAの方がキャンペーンの内容が良いのでVISAがオススメです。
よってSFCを目指すなら作るべきカードはANAVISAワイドゴールドカードになります。
もちろん作る場合はポイントサイト経由での申し込みを忘れないで下さい。

SFCになれるカードはこの2つ以外にもあるので紹介します。

  • ANAダイナースカード:本会員30,240円・家族会員11,340円
  • ANAアメリカン・エキスプレスゴールドカード本会員:33,480円・家族会員16,470円
  • ANAJCBプレミアム:本会員75,600円・家族会員4,320円
  • ANAダイナースプレミア:本会員167,400円・家族会員無料
  • ANAVISAプラチナプレミアム:本会員86,400円・家族会員4,320円
  • ANAアメリカン・エキスプレスプレミアム:本会員162,000円・家族会員無料(4名まで)

どれも年会費が高過ぎます。よほどこだわりのある方以外は迷わず②のゴールドカードで良いと思います。



SFC家族カードは作るべきか

ソラチカ含め多くのカードは家族カードを作る必要はありませんがSFC家族カードは発行する価値があります。まず本会員と家族会員の受けられるサービスの違いを確認しましょう。

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⑥と⑨以外本会員と同じ資格が与えられます。
これ以外はカード更新時に本会員は4,000マイルもらえますが家族会員はもらえません。

どんな人が家族カードを作るのか?
SFCになればエコノミークラスに乗ろうと上級会員の待遇を受けられます。しかしこれらのサービスをが受けられるのはカード所有者+同行者1名だけです。仮に家族4人でエコノミーに乗る場合、2人はサービスを受けられず搭乗手続きやラウンジで別行動、あるいは全員でサービスを受けないかのどちらかになってしまいます。
けれどSFC家族カードを1枚発行していれば、本会員+同行者1名、家族会員+同行者1名がサービスを受けられるので4人でも家族全員でサービスを享受出来ます。
これは凄いことで本会員が苦労してSFCになりさえすれば家族は簡単に一生上級会員の待遇を受けらるわけです。
また、自分が旅行に行かない時も家族会員(例えば配偶者)になっていれば、配偶者が友達と旅行に行く際もサービスが受けられます。当然同行する友人1名もサービスが受けられます。こう考えてみると発行する価値は十分にあります。

最後にもう1度SFCまでの流れを確認します。
ANAVISAゴールドカードを作る→①(5万プレミアムポイント)をクリアする→SFCに申し込む→今まで持っていたANAVISAゴールドカードがANAVISAスーパーフライヤーズゴールドカードに変身する。

こうして永遠にANAからVIP待遇を受けることが出来るようになります。

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2 Comments

nenkin-mile

dodonpa123様、コメントありがとうございます☆
普段コメントを頂くことがないのでどんな内容か分かるまで心臓がバクバクしました💦
私もマイルを貯めるまで全然知らない世界でした。少しでもお役に立てて嬉しいです(>_<)

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