ｄポイント投資改悪に伴う今後について

10/14にｄポイント投資終了のお知らせが突如発表されました。アンダーラインが引いてある通り投資したポイントの反映が当日から翌営業日に変更されこれにより10/22をもって先読み投資は終了しました。
ホントはもっと早く記事を書こうと思っていたんですが家族との時間を優先するあまり筆が進みませんでした。なので今更ですが今後のｄポイント投資について書きます。
ｄポイント投資を始めて２年以上経ちそれこそ出来た当初は100％勝てる投資であまりの制度の抜けっぷりに驚きましたが、その後改悪⇒改善⇒改悪を繰り返し今日の形になりました。

ｄポイント投資を約２年以上やって感じたこと

疲れた・・・これが率直な感想です。これまで私の投資は長期投資が基本でした。景気の浮き沈みはあれど長い目で見れば右肩上がりで上昇を続ける世界経済に対し不動産投資にしろ株にしろ10年・20年と持ち続ける気持ちで買っており株価を見るのも数ヶ月に１度です。ところがｄポイント投資は毎日決まった時間に投資するかどうか決めないといけないため強制的に毎日利益の増えた減ったを目にしなければなりません。これがかなりストレスでした。

先読み投資というアドバンテージをもらってる分仕方ないと割り切ってるし、リターンも大きかったのでまたシステムが改善されたら絶対やるんですが精神的にはよくないですね(^-^;

今後のｄポイント投資のメリット・デメリット

私が普段投資してるのは米国のS＆P500＝米国大型株なのでその点を踏まえてメリット・デメリットを考えてみます。

メリット：①ｄポイント投資を行う最大のメリットは利益が非課税。通常、株の利益には約20％課税がされますがお金ではなくポイント投資なので非課税です。正確には50万円までは非課税でそれを越えた分も1/2しか課税対象にならないためこの税制上の優遇措置は大きなメリットです（とはいえ実際にポイントで課税された例は聞いたことがありません。課税してしまうと1ポイント＝1円の価値を国が認めることになるので難しいんじゃないかなと個人的には思います）
②米国大型株の信託報酬が無料。通常米国大型株S＆P５００を買う場合信託報酬が年間約0.1%かかるところｄポイント投資はゼロで済みます

次はデメリット

デメリット：①普通の投資は株を購入する際の価格で購入するけどｄポイント投資は投資してから購入するまでタイムラグがあるため短期投資には向かない。長期投資であれば誤差なので気にする必要はありません。
②分配金が受け取れない＝配当落ちの下落がそのままマイナスになるため米国大型株の場合年４回（3月・6月・9月・12月)の配当落ち前に一度売却しておかなければならない。これは少し手間です。
③ｄポイントはdocomoという一企業のポイントであるためお金に比べると安全性が低い。docomoが潰れるとは思わないしｄポイントのシステムがすぐになくなるとも思いませんが現金とは違います。先読みのメリットが無くなった以上せいぜい数十万運用する程度にしておいた方が良いでしょう。
④死んだ時に家族が困る。ｄポイントは家族で共有しておけば例え私が亡くなっても家族がポイントを引き継げますが、それを運用するあるいは現金化することを残されたご家族ができるでしょうか？もしｄポイント投資を継続するのであれば自分が亡くなった後の手順をきちんと残しておくべきです。私は残していたのですが妻に相談した際普通の投資にして欲しいと言われました。

これらを踏まえて私はｄポイントをほぼ全て現金化しました。税制優遇のメリットはありますが元本を数十万ポイントにした場合その利益に対する課税は微々たるものです。それなら年４回の出し入れして、万が一亡くなった際には家族に現金化or使ってもらう手順を踏むくらいならいっそ現金化した方がすっきりします。

まとめ

勝手な推測ですが今回のｄポイント改悪は菅総理が３大キャリアに携帯料金引き下げを要請⇒NTTがdocomoを買収⇒現行制度の変更が必要になる⇒ｄポイント改悪という流れではないかなと邪推しています・笑

２年以上続いた先読み投資が終わり非常に残念ですがここで増やした利益を元手に普通の株式投資へと戦う場所を移します。当ブログも今後はポイントサイトを元手にした資産運用について書いて行きますのでどうぞよろしくお願いします。

これから壮大なバブルが始まります。ｄポイント投資はやめても実際の投資は全力投球でいきますよ。

おしまい