ビジネスクラスは席が広いだけじゃない!乗ってみて初めて分かる本当のメリット




ビジネスクラスに乗ったことがない方にとって、ビジネスクラスは「席が広いだけ」と思いがちですが実はそれ以外にもメリットはたくさんあります。
ビジネスクラスはその名の通りビジネスで乗る人が渡航先に到着後元気な状態で仕事が出来るために考えられたサービスです。そのため搭乗前・搭乗中・搭乗後のいずれにおいても快適なサービスを提供し、且つ様々な待機時間を短縮して移動の負担をかけないようにしてくれます。

まさに時間をお金で買う感覚です。

このメリットはビジネスマンに限ったことではなく、小さい子どもと一緒だったり、年配で体力のあまり無い方にとっても最高のサービスです。飛行機の待機時間を1時間あるいは2時間短縮出来たら子連れ・年配の負担が減ってより楽しい旅行になります。

私がマイルを貯めているANAは航空会社の中でも高品質なサービスを提供し、5つ星レベルのサービスを体感できるとされる5スターに認定されています。エコノミーであっても日本式の気配りとサービスを提供してくれますがビジネスクラスの乗客にはそれ以上のサービスを提供してくれます。

またANAは世界最大の航空連合スターアライアンスに加盟しており、ANAマイルを貯めればANAだけでなく世界中のスターアライアンスのビジネスクラスに乗ることが出来ます。

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ビジネスクラスの座席と食事

冒頭に書いた通り、多くの方がイメージするビジネスクラスといえば座席の広さです。
もちろんそれは正解です。飛行機で思いっきり足を伸ばす気持ち良さ、フルフラットで寝れる快適さはまさにビジネスクラスの醍醐味です。

実際、2017年1月に私がグアム(ANAマイルを使ってユナイテッド航空利用)に行った際の座席はとても広く快適でした。写真は3歳の娘ですが(生意気とか言わないで下さい。重々承知してます)よく見ると左下にリーフレットの切れ端が写っています。

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これが前の座席です・笑
かなり離れているのが分かります。身長170cmの私が足を伸ばしても届くかどうかという間隔です。椅子も厚みがあり横幅もたっぷりあり座り心地抜群です。フルフラットにならないもののグアムは短距離路線なのでその必要もありませんでした。

ハワイ路線フルフラットだとこんな感じ

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毛布も枕も借りられるのでとても快適です。
ハワイのように日本を夜出発して朝到着する場合、機内で寝られるのは助かるんですよね。夜しっかり寝れるので時差ボケも無く到着日から思いっきり遊べます!

食事もエコノミーとは異なり、離陸前にウェルカムドリンクが提供され、離陸後の食事はコース料理です。これがビジネスクラスです。

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こちらがエコノミークラス

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違いすぎる。あまりに違いすぎる。
差別じゃないか!と思ってしまいますが、差別ではなく区別です。

差別はダメですが区別は良いんです。日本語って難しいですね。

CAさんの数も全然違いますよ。私の感覚ですがエコノミーはCAさん1人でお客80人をみるのに対し、ビジネスは1人でお客20人くらいをみています。4倍手厚いです。じゃあこれで何が違うんだと言えば大した違いはないんですが・・・

料理を下げるタイミングが適切だったり、気兼ねなくドリンクを何杯も頼めることくらいですかね(ANAのようにグラスが空になると向こうから声をかけてくれる気配りはユナイテッドにはありません)




ビジネスクラス搭乗前後のサービス

このように搭乗中快適な時間を過ごせるビジネスクラスですが、私が感じた本当の快適さは飛行機に乗る前と降りた後にあります。

①優先チェックインカウンター
GW・夏休み・年末年始等の繁忙期の空港はチェックインカウンター(荷物を預けたり搭乗手続きをする所)が結構混んでるんです。
30分くらいかかることもあります。でもビジネスクラスの乗客はエコノミーとは別のチェックインカウンターが設けられており、繁忙期でも5~10分くらいでチェックイン出来ます。20分の短縮です。これが帰りも同じなので40分は変わります。


②専用保安検査場
チェックインカウンターで搭乗手続きをした後は、出国・帰国両方とも専用保安検査場という機内に持ち込む手荷物や海外に出国する際のパスポート等を検査する所へ行きます。チェックインカウンターも長蛇の列ですが保安検査場はその何倍も混んでおり、何もない平日ですらかなり並びます。

旅行で疲てたり、小さい子どもがいる時は並び続けること自体が大変です。そこでチェックイン同様ビジネスクラスの乗客には専用レーンを設けそちらで手荷物やパスポートの審査を行ってもらいます。

エコノミーと比べてビジネスの座席は10分の1程度しかないので専用レーンに並ぶ人も圧倒的に少なく、グアムの時も通常レーンが1時間以上待つのに対し、専用レーンは2・3分待ちでした。50分以上短縮できるうえこれが往復なので100分以上は待ち時間を減らせます。

ディズニーランドのファストパスみたいなものですね。いやそれ以上かも。ホントにホントに早く検査場までたどり着きます。それまで当たり前のように並んでいたのがウソのようです。全く疲れず、むしろ優先案内される爽快感で旅行の疲れが飛んでしまいます。専用レーンを1度覚えてしまうとやめられなくなる。それくらい素晴らしいメリットです。特に自分一人や恋人同士ならなんてことない待ち時間でも小さい子どもや高齢の親を連れて行くときは効果絶大です。


③ANAラウンジ

保安検査場を通ったあと、飛行機の搭乗まで1時間~1時間半くらい時間があります。
その時間をどこで過ごしてますか?私はANAマイルを貯めるまでは空港内を散策したり、ご飯を食べたりして過ごしていました。もちろんそれも楽しいですがビジネスクラスに乗ると保安検査場を通った後ANAラウンジが利用出来ます。

ラウンジ内はビジネスブースとテーブルエリアが分かれているので、仕事をしても良し談笑しても良しのとても居心地が良い空間です。

食事もアルコール・ソフトドリンク・サンドイッチ・カレー・うどん等が全て無料で提供されます。

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④手荷物優先受け取り

旅行先の空港に着いた際、あるいは帰国の空港に着いた際、荷物がベルトコンベアで流れてくる光景をみたことがありますよね。自分の荷物はまだかなぁ。なんて思って待ったことありませんか?

繁忙期だけでなくハワイ大きい飛行機に乗った場合自分の荷物が流れてくるまで20分・30分待つなんてこともあります(繁忙期の大きな飛行機の待ち時間は・・・考えるだけで疲れます)

これがビジネスクラスに乗ると荷物にプライオリティタグというものをつけてくれ優先的に飛行機から荷物を降ろしてくれます。エコノミーの方はビジネスクラスの荷物を全て降ろし終わったあと流します。ということは待ち時間が大幅に減ります。

飛行機から降りたあとすぐに行動出来る、あるいはすぐに帰宅出来るのは忙しいサラリーマンや、小さい子どもがいる旅行者にとって大きなメリットです。

ビジネスクラスが搭乗前・搭乗中・搭乗後のいずれにおいても快適なサービスを提供するとはこういうことです。

かく言う私もマイルを貯めるまでエコノミーしか乗ったことがありませんでした。機内の快適性と搭乗前後2時間程度の時間短縮のためにエコノミーから追加料金10万・20万円払ってまでビジネスクラスに乗る価値があるとは思わなかったからです。多少の疲れや不便と引き換えに10万・20万円浮くなら喜んでエコノミーに乗ります。

でもマイルの貯め方さえ知ってしまえば全くお金をかけずビジネスクラス分のマイルが簡単に貯まります

そうなれば話は別です。本来であれば10万・20万円を簡単に稼げる人が払って乗るのがビジネスクラスですが、同じ考え方でマイルを簡単に稼げるからこそ追加のマイルを払ってでもビジネスクラスに乗ることが出来ます。年間20万~40万マイル貯められるからこそできる特権です。

マイルの正しい貯め方を知らない方はぜひこちらを読んで下さい。人生が変わるほどお得です。

正直、飛行機で移動する以外のサービス・快適性はあってもなくても良いものです。あっても無くても良いものにお金を払うのはとても贅沢なことです。しかしその贅沢が積み重なることで旅行がより一層特別なものになります。

おしまい






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